施設の理念・運営方針
障害者総合支援法に基づき、利用者の「尊厳と人権・暮らしを守る」ことを使命とし、利用者本位の質の高いサービスの提供に努めるとともに、多様なニーズに応えるため、福祉サービスの充実を図り、新たなサービスの創造と地域社会における共生の実現に向けた取り組みを積極的に展開する。
また、利用者の高齢化や障害の重度化及び重複化の傾向が進んでおり、利用者を取り巻く日々の生活環境は大きく変化している。
日中活動においてはこのような高齢化や身体能力の変化、障害の範囲拡大に応じた、より専門的なサービスを提供し、また作業面においても作業の効率化や自主製品の開発に努めていく。さらに、今後の地域福祉サービスの展開を考え、相談支援事業を通じて地域福祉の拠点機能としての役割を果たしていく。
― 基本方針 ―
○施設の主体は利用者
○地域に開かれた施設
○個別のニーズに応える
職員倫理
職員の一挙手一投足が感情や思考なども含めたメンバーの生活全般に多大な影響を与えます。
このことを認識し、確固たる倫理観をもって支援しなければなりません。
財団法人「日本知的障害者福祉協会」が示す以下の倫理綱領に基づき支援します。
前文
知的障害のある人たちが、人間としての尊厳が守られ、豊かな人生を自己実現できるように支援することが私たちの責務です。
そのため、私たちは支援者のひとりとして、確固たる倫理観をもって、その専門的役割を自覚し、自らの使命を果たさなければなりません。
ここに倫理綱領を定め、私たちの規範とします。
- 生命の尊重
私たちは、知的障害のある人たちの一人ひとりを、かけがえのない存在として大切にします。 - 個人の尊重
私たちは、知的障害のある人たちの、ひとりの人間としての個性、主体性、可能性を尊びます。 - 人権の擁護
私たちは、知的障害のある人たちに対する、いかなる差別、虐待、人権侵害も許さず人としての権利を擁護します。 - 社会への参加
私たちは、知的障害のある人たちが年齢、障害の状態などにかかわりなく、社会を構成する一員としての市民生活が送れるよう支援します。 - 専門的な支援
私たちは自らの専門的役割と使命を自覚し、絶えず研鑽を重ね、知的障害のある人たちの一人ひとりが豊かな生活を実感し、充実した人生が送れるよう支援し続けます。